岡坂弘毅 オペラ歌手

オペラ歌手岡坂弘毅が気になった事

移動距離

関東に住んで13年くらいたちます。

 

今日ふと生徒さんと話してる時に

 

歳をとったからねー。昔は同窓会で

銀座とか行って集まるのも平気だったけど

今は誰かと一緒でなきゃ怖いねー。

 

銀座。

 

簡単に言いますけど、電車でその最寄り駅から

1時間弱。

都会では普通ですが、僕の田舎の山口では

考えられない事でした。

 

山口に住んでいたころ、一番近い新幹線の駅まで

約15分。

 

え?15分。めっちゃ近いやん!

 

とこっちの感覚ならそうです。よく行き来する

距離、通勤で15分とかなら、近すぎるくらい

 

でも小さい時のその15分はかなり旅でした。

 

切符を買って、電車を早めに待ち、ゆっくりの電車で15分。あと1時間に1〜2本しかない4両の電車。

 

本当に旅です。

 

うちの実家でコンサートをやった時に

伴奏の方のホテルを取るときに、帰りの新幹線が

朝、早めだったので、その家から約15分の新幹線の最寄り駅にホテルを取ろうかと相談がありました。

 

昼公演で打ち上げして、まあ21時ころ電車で行けば余裕かな?とか話していて、母にそれを言うと

 

なにいっちょんかいね!そんな、はー夜遅くに

電車に乗って行くとか危ないしやめちょきー!

田舎の電車をなめちゃーいけん

 

と却下。

 

それも分かります。僕は。

 

なにせ駅はそのころ無人パスモ、スイカなど使えない。荷物が重いのにエスカレーターなどない。

新幹線最寄りに降りてもそんなに明るくない。

そして、その時間には1時間に1本の時間帯もある。

 

こちらは平気で終電だー、乗り換えだーと

小さい時からずっとで電車移動が普通。

環境ですね。

 

その違いを久しぶりに思い出しました。

 

あと、もう一つ思い出したのは、

スーパーファミコンシムシティー

電車ばかり作る意味が当時わからなかったのを思い出したました。

12月22日ボエーム

f:id:okasakahiroki:20171204231641j:image

 

 

今日は12月22日 ボエームの合わせがありました。

場所は原宿にある、レストラン、ルセーヌ。

 

4人で できる所をやるハイライトで、

これまたお客様との距離が近くアットホームな

コンサートになると思います。

 

ボエームの思い出は大学生でライモンディとフレーニの映画みたいなLDを図書館で見たのが最初で

パヴァロッティのアリアを何回も聞いたり、

 

そこでテノールはハイCだ!

みたいな事も初めて知ったし、思い入れはあるオペラです。なにせ、僕は大学3年生で声楽に転科。

入学はトロンボーンで、大学に入るまで歌なんかまともに歌った事もありませんでした。

当然、オペラなんで、学校の授業でやった、

アイーダ魔笛の教科書の写真を見たくらいの記憶しかありませんでした。

 

3年生で歌科になり、そこから、はじめていろいろ知り、全曲も何回も聞いて藤原歌劇団では

パルピニョールで出させてもらったり。

 

日本ではよくやる演目なので、僕みたいな軽くて

楽しげな感じなテノールでもアリアや重唱は

やる機会もありなオペラです。

 

特別好きなオペラかと言われるとそうでもありませんが、

 

見に行って

 

ああ!ボエームかー!

 

最初のアリアはどうかなー?

合唱部分は盛り上がるかなー?

 

など軽い気持ちでいると4幕では

大号泣して帰るという、完全に負ける

オペラでもあります。

 

そんなボエーム。全曲演奏はしたことありませんが、ハイライトや今回のようにできるところを

全部やる公演は何度もあるので、今回も楽しんで

歌いたいと思っています。

 

共演者も経験ある方

唯一、うちの奥さんの吉村がムゼッタ初役。

 

それはそうです。奥さんメゾソプラノ

ムゼッタはソプラノです。

 

でも最初にボエームやりませんか?

とおはなしを頂いたのは吉村のムゼッタからスタートで、某有名テノールの方。本当に日本で有名な

ボエームも何度もやられてるテノールから

 

吉村さんムゼッタ合うよね。最近は

メゾでもやるし!

 

なんて言われてて、こんなに早くに歌う事になるとは!

 

そこも見所で楽しんでます。

 

第一回目の稽古は歌いながらの時間をはかり、簡単な打ち合わせ、

 

そして、メンバーで楽しい話しをしながらの

稽古でした。

 

最近まで伯爵様でしたが、いっきに

普通の世界の人。

 

次の稽古も楽しみです。

 

電車の中で

今日電車の中で大した事ではありませんが

気付いた事がありました。

 

それは、日本の映画、

アマゾンプライムでダウンロードして

イヤホンで観るのですが、言葉が聞き取りづらくて

感情移入できない。

 

電車のガタゴト音でよく聞こえない。

という事に気づかされました。

 

ほとんど僕は日本の映画はみないのですが、

今日、観たいのがたまたまあって、一応ダウンロードして、電車にのり、いざ見ようとつけたら

何もセリフがききとれない。聞こえない。

 

今まで電車の中でイヤホンをつけてしていた事は

ゲーム、音楽を聴く、洋画を観る。

 

PSPやDSなどやっていましたが、

音楽の盛り上がりはあるもののそれが一番ではなかったので、気にはなりませんでした。

 

音楽を聴く。そういえばオペラや交響曲など

音が小さい部分は聞こえなかったなー。

と思い出しました。

 

そして同じ映画でも洋画を観る。

字幕があるので、全然気になりませんでした。

映画は何となく聞こえるけど結局字幕を読んでるのでニュアンスでボソボソ話しても、小さくなっても、低い声で聞き取りにくくても関係ない。

でも日本語はニュアンスで小さくなったり、

低くなったりすると電車の音が勝って

そこで話がわからなくなり、何となくで終わります。

 

すごくいいヘッドホンとか骨伝導イヤホンにすれば

聞こえるのかもしれませんが、そうすると、きっと乗り過ごしますね。

 

という事で映画は電車では洋画しか見ない事に

決めました。

 

そしてちょっと遠くまで行くとかるく一本映画が

観れたしまうという、電車に乗っている長さも測れました。