岡坂弘毅 オペラ歌手

オペラ歌手岡坂弘毅が気になった事

キリン終演

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帰りの電車です。凄いパワーの本番でした。

打ち上げでも話しましたが圧が凄い。

 

本当に歌が好きなんだなと感じました。

悩みながら、考えながら最後までやり切りました。

 

個人的に思う事もあるでしょう。

歌詞を間違えた。歌詞が出てこなかった。

声が思うように出なかった。次の曲が心配だった。

 

自分たちで企画して、チラシ作って、場面ごとの衣装や小道具も考えてプログラム作って会場準備から打ち上げまで。

 

何でそんなにできるのでしょう。

今日のプログラムも一人一曲重唱、

コジ29.カプモン、ボエーム一幕のアリアから重唱。

大曲ばかり、しかも初、

その他、フランスのソロ曲、重唱曲を何曲かづつ

やって、カルメンのカルタの3重唱から、

乾杯の歌のアンコール。

 

ほぼ全部新曲だったら僕はできないかも。

 

努力はもちろんしてるんですが、努力というか

やりたい気持ちがこの本番をやり遂げたという

感想です。

 

僕も大学の時、重唱の授業とか初めてでワクワクして、ずっと練習室にこもってわけも分からず歌いまくってたのを思い出します。

 

その気持ちが没頭ですよね。

 

最近そんな有難い経験をたくさんさせて頂いてます。素直に有難い。

 

今も歌う事はとても楽しいし、やりたい曲があったらワクワクしますが、その時のそれとは違います。

ある程度の経験をして、違う楽しさと

嫌な面など見てきたからかな?

 

でも、今日の本番はそれを改めて感じさせてくれた

本当に歌が好きな人の集まった本番でした。

 

この気持ちを貰って次に生かしたいです。

 

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ドラえもん好き

今日の仕事帰りに、事務のお姉さんに

 

岡坂先生はドラえもんに詳しいと聞きましたが

聞いても良いですか?

 

はい!めっちゃ詳しいです。

ドラえもんめっちゃ好きです。

 

えっと、あのまんじゅうが増えて行く道具で

有名な、

 

バイバインですね。

 

そのお話で最後に増えすぎて宇宙に飛ばして終わりでしたよね?その飛ばしたまんじゅうが

映る映画は?

 

魔界大冒険です^_^

 

栗饅頭ですね^_^

 

おお!

 

となりました。続きはもう少しあるのですが。

 

というような話を帰り際にして、

ドラえもんの話しができてとても上機嫌で帰りました。僕は本当にドラえもんが好きです。

 

初期の映画はセリフも覚えてるくらい見ました。

 

漫画も結構読んでいるので、ほとんど覚えてます。

 

帰りの電車でいやー!楽しい。

と思いながら考えた事は

 

ドラえもん大好きで、それはそれは何回も

映画を観るし、新作は映画館でも毎年観ます。

でも四六時中考えてるわけではありません。

 

でもこうやって、ポッと聞かれて、その事が

直ぐに出てくるんだなー!と

なんというか不思議に思いました。

 

身体に染み付いているんでしょうね。

 

僕の身体に染み付いているのは

ドラえもん、あやとり、ゲームでしょうか。

 

オペラは染み付いているとは言えません。

 

ピアノとかバイオリン、ギターの凄い上手い人、

小さい時からそれをやってるのが普通で

共に大きくなった人っていますね。

 

それが僕はドラえもん、あやとり、ゲームなんでしょうね。

 

これから何をやろうと、そこまでは身につかないかもしれませんがそんな集中力を持っている事がドラえもんで証明された。そんな自信を持って得意と言えるものが作れた事を自信にして、

これからやるべき物に対してこんな集中力を

発揮して行きます。というか、行けるでしょう。

 

と思って寝ます。

 

明日はキリン娘。

絶対楽しいです。

 

 

ロッシーニのオペラ

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今日も稽古をやりました。少しづつ感じに慣れていく出演者。何のオペラでも、なんならオペラでなくても、慣れていけば見える事も広がり、出来る事も増える。

 

自分のレパートリーでロッシーニベッリーニ

ドニゼッティが多いのもありますが日本でよくやる

椿姫や、ボエームよりもセビリアの理髪師の方が

歌いやすいです。

 

でも思う事もたくさんあります。

 

日本では、同じテノールはやはり日本でよくやる演目という事で、ボエーム、冷たい手や

トゥーランドット誰も寝てはならぬ

トスカ、妙なる調和、星は光ぬ

 

カッコいい、聴かせられるアリアですよね。

誰も寝てはならぬアイススケートのおかげか

結構、認知されてると思います。

 

セビリアの理髪師で最後にテノールが歌うアリアは

とても長く、超絶技巧、高音と、自分の中でとても難しくコンサートでも怖くてできない曲です。

でも時々やります。ウケます。反応も良いです。

そりゃー凄く練習するし、聞いていて難しい曲だと

わかるだろうし。

 

でも3分ちょいの誰も寝てはならぬの方が

ウケます。

 

そんなものです。

 

需要ですね。

 

でも今回はセビリアの理髪師を全力でやります。

驛公演も11回めで常連のお客様も少しづつ増え、

そろそろロッシーニの凄いところを聞いて欲しいからです。

 

別に僕はオペラを世間に広めようとか、全然思ってません。ロッシーニが特別好きとかでもありません。椿姫、ボエームなんでも、聞きどころ、

良いところ、好きなところがあり、

セビリアの理髪師のその良いところ、凄いところを

聞いて欲しいだけなんです。

そして歌いたいんです。

 

そんな気持ち。

たくさんあります。

ゲームのストーリーで好きなものは知ってもらいたいし、良いゲームミュージックも知ってもらいたい。

 

自分で楽しむのも良いですが共感してくれる人と

それを分かち合いたい。