岡坂弘毅 オペラ歌手

オペラ歌手岡坂弘毅が気になった事

ロッシーニのオペラ

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今日も稽古をやりました。少しづつ感じに慣れていく出演者。何のオペラでも、なんならオペラでなくても、慣れていけば見える事も広がり、出来る事も増える。

 

自分のレパートリーでロッシーニベッリーニ

ドニゼッティが多いのもありますが日本でよくやる

椿姫や、ボエームよりもセビリアの理髪師の方が

歌いやすいです。

 

でも思う事もたくさんあります。

 

日本では、同じテノールはやはり日本でよくやる演目という事で、ボエーム、冷たい手や

トゥーランドット誰も寝てはならぬ

トスカ、妙なる調和、星は光ぬ

 

カッコいい、聴かせられるアリアですよね。

誰も寝てはならぬアイススケートのおかげか

結構、認知されてると思います。

 

セビリアの理髪師で最後にテノールが歌うアリアは

とても長く、超絶技巧、高音と、自分の中でとても難しくコンサートでも怖くてできない曲です。

でも時々やります。ウケます。反応も良いです。

そりゃー凄く練習するし、聞いていて難しい曲だと

わかるだろうし。

 

でも3分ちょいの誰も寝てはならぬの方が

ウケます。

 

そんなものです。

 

需要ですね。

 

でも今回はセビリアの理髪師を全力でやります。

驛公演も11回めで常連のお客様も少しづつ増え、

そろそろロッシーニの凄いところを聞いて欲しいからです。

 

別に僕はオペラを世間に広めようとか、全然思ってません。ロッシーニが特別好きとかでもありません。椿姫、ボエームなんでも、聞きどころ、

良いところ、好きなところがあり、

セビリアの理髪師のその良いところ、凄いところを

聞いて欲しいだけなんです。

そして歌いたいんです。

 

そんな気持ち。

たくさんあります。

ゲームのストーリーで好きなものは知ってもらいたいし、良いゲームミュージックも知ってもらいたい。

 

自分で楽しむのも良いですが共感してくれる人と

それを分かち合いたい。