昭和音大ファルスタッフ
ファルスタッフは歌った事もあります。
歌うのも楽しい、聞くのも楽しい大好きなオペラです。
いつもお世話になってる歌手仲間達がたくさん出演していました。
幕が上がって1幕のガーター亭がすでに綺麗。
2階席で、皆様の声も良く聞こえてきました。
演技も笑いがおきるし、テンポも軽快で
聞きやすい。
え?
と思うところもなく、逆に
おー!
と感じる本番でした。
この人が良かったとか全然思わず、全体を見て最後幕が閉まるまで見入ってしまったし、感動して終わりました。
行って良かった。自分の中では久しぶりに感動して
行って良かったなと思える本番でした。
今回の本番を見て感じたのは、
話にも聞いていましたが、それに向かって時間をかけて頑張ってる事。
それがとても伝わったし楽しそうでした。
ファルスタッフは練習しなければできません。
よくやる演目で慣れた人達が集まって
何回か練習して、本番をやってしまう。
それはそれでそこまでやってきた経験値でしか
見られないものなので素晴らしいし、
頑張っても追いつけないものです。
それを見てる楽しさはあります。
たくさんの団体があって、それぞれやり方があって
どんなきっかけでその本番を見に行くのか。
そしてどんな感想をもって帰るのか。
オペラは敷居が高い。クラッシックはちょっと。
高いし。
なんて言われますが、話題性や作り方と世間の思われ方、思い入れなどが伝わってないのでしょうね。
帰り道に、流れて帰るお客様の声が聞こえて、
なんか知ってる人があんな大きな舞台で
人前で歌って感動して泣いちゃった。
これは大きな意味があるなと考えながら帰りました。知ってる人達のそこに向かうストーリーが見えて本番をやって、素晴らしい公演をやった。
何個も感動する要素が重なっています。
逆に、知らずに何となく一つの公演を観に行って
感動する事って難しいですね。
知ってる人が出てても良くない時もあります。
今回は本番も良かったし、たくさん学ぶ事もありました。本当に素晴らしい1日になりました。