カンツォーネって
カンツォーネクラス発表会でした。
昭和音大の音楽教室で先生をやらせて頂いてまして、本日はカンツォーネクラスの発表会。
僕の生徒さんは7名出て一人2曲づつ歌いました。
普段授業でやってる曲や自分で歌いたいと持ってこられた曲。
5年くらい通われて出演してる生徒さんもいます。
みんなそれぞれ上手です。
まずどんな曲を思い浮かべますか?
多分オーソレミーオ、帰れソレント、サンタルチア
などカンツォーネナポレターノと呼ばれるものでしょうか?
僕も最初にカンツォーネクラスの先生になった時、
そう言う曲だと思ってました。まあトスティもカンツォーネ集にあるし、その繋がりで授業でイタリア歌曲もいいかな!とか。
スタートはそんな曲をやってましたが、オーソレや帰れソレント、忘れな草とまあまあ音が高い。下げてもまあ高いし、下げすぎると低い。
何度も歌えない。
と生徒さんがサンレモ音楽祭の曲を持ってきて下さり、そこから楽譜を買って歌うようになりました。
僕は良く知りませんでしたがそのような曲を中心にした楽譜も有り、カンツォーネ集として売っていました。ヴォラーレ、コメプリマ、アルディラ、ケサラなど。歌謡曲ですね。それが日本に来て日本人が歌ってものすごく流行った時期があるみたいです。
よく知りませんでした。
その世代の方は本当にそれらのカンツォーネを良くご存知です。2冊サンレモ中心のカンツォーネ集がありますが3分の2くらいは知っているでしょうか。
授業は言葉の読み方、イタリア語の入れ方、発声を中心。でも曲は生徒さんの方が良く知ってます。
またただ他の人より少し声が出る人という位置付です。
お陰で僕も知ってる曲が増えました。その曲集も有名だった曲ばかりではなく、全然知られてない曲もあります。やっぱり有名だった曲を知りたいし。
生徒さんの求めるものもクラスで別れています。
みんなで一緒にその当時の曲を歌いたい人。
歌が好きでクラッシックの発声でいい声が出したい人。イルディーヴォが好きでそれらの曲に興味がある人など。
カンツォーネクラス!と一纏めですが、求められるものが全然違います。今日一つ発表会を終えましたが、またみんなでより良く新しい経験が増えるように進んで行こうと思います。