コンサートに向けて
千円コンサートでセビリアの理髪師
伯爵のアリアの難しい方を歌う予定です。
気軽に楽しんで頂くコンサートなら、
よく歌うカンツォーネや、
リゴレットの女心の歌、
などよく自分も歌い、馴染みあるものにするのですが、この千円コンサートシリーズは
100回超えでそんな有名なのは歌いつくされているので、知らないけど聴くとなんか凄い!
みたいなコンサートにしようと思い歌う事にしました。
もちろん有名なカンツォーネなどもいれますが。
11月に横浜でセビリアをやって、その時もその
難しい方の歌を入れました。
人前で数回しか歌った事はありませんでしたが、
この本番のために凄く練習しました。
それでもまだもっと歌えるなー!
という感想。
この曲はアジリタと呼ばれる
たくさん動く音。
超絶技巧と言いますか、上手く説明できませんが、
とりあえず音がたくさんあって、
高い音までたくさん出てと難しいです。
でも歌ってるときはワクワクするし
楽しいです。
そのアジリタですが、一度出来るようになれば
ずっと出来るわけではなく、やっぱり本番に向けて練習しないと全然歌えません。しかも去年のセビリアの後、違うオペラを何回かやってそれを取り戻さないとできない感じです。
で今日のお昼に落ち着いて歌えるタイミングがあったのでビシッと練習しました。楽しかったけどまだ足りない。
あとこの曲を入れようと思ったもう一つの理由は
同じロッシーニのオペラでシンデレラがあります。
その最後に歌われるメゾソプラノの主役のシンデレラの曲に、僕が歌おうと思うメロディーとよく似たメロディーが入っています。
ロッシーニはたくさん同じメロディー、曲を
自分の作品の中に転用しています。
奥さんもその曲を歌うことがあるので
その一つの例をそのコンサートでやると
面白そうなので入れる事にしました。
練習していくといろんな事が見えてきて、楽しみになります。