岡坂弘毅 オペラ歌手

オペラ歌手岡坂弘毅が気になった事

その時その場所にいた人の話し

今日はふと、こんな話になりました。

かなり年上の方

 

戦前にどこら辺に住んでいて当日あの辺りはこうだった。その時にお世話になった関係の方がいて

お会いする。

 

おお!凄い事。まさに生き証人、

その時にそこに居たからこそ話せる事。

大きな話で歴史の教科書とか、郷土資料などはあるかもしれませんが個人レベルでの記憶は正にその人からしか聞けません。

 

亡くなったおじいちゃんは戦時中に満州にいたらしく、二人でご飯を食べた時にその頃の場所や生活の様子をたくさん話してくれました。僕が大学卒業して少しくらいの時で興味深い話しでしたが今は覚えていません。

 

今みたいにネットもなく、なんなら、カメラも気軽に持ち歩かない時代。その個人のお話しの歴史は

本当にその時の風景が浮かぶようです。

だから僕がそれを拾って文書に残す?

というわけではありませんが何かとてももったいない気持ちになりました。

 

その話がなければもう伝わらない事です。

教科書を読んでも、ネットで調べても出てこない事。

 

ドラえもんの漫画に

100年かかった事は100年ないと見切れない。

 

みたいな言葉がありました。

 

まさにそれ、

その人の時間分、見たものがあって、起こった事があって、それがまとまって歴史になる。

 

前に書きましたが漫画の主人公の生活が気になる。

これも同じかな。その漫画の中に出てくる登場人物が生活して、見たもの、やっているものがまとまって形になる。

 

家族でさえ、その全て見たものを共有はできませんもんね。

 

それを全て知りたいとか、自分の見た事などを残したいとか、そうではありませんが、そうやって

どうやっても調べられない事を聴くと何かしたいという気持ちが生まれました。

 

ネットでたくさん調べたとしても自分でそれを体験しなければやはり、そうだと思えないところもあります。体験、経験からのものは大切。

 

憶測とか適当にものを言わずきちんと体験した事を話して行けば逆に説得力が生まれるのだとも感じました。

 

ありがたいお話し。忘れません。