岡坂弘毅 オペラ歌手

オペラ歌手岡坂弘毅が気になった事

声の出し方のくせ

この前の本番で自己満足ですが、ロドルフォの冷たき手を!を歌い、良い感じでコントロールできたと思ってます。


このアリアは自分的に有名な高いド!の音より
曲が始まってすぐの高いドより少し低いシのフラットの音が上手く出せればその後コントロールできると思っています。そのシのフラットの音を出した後小さくできればきちんと出せているとバッチリ!

その時の本番はそのシのフラットで上手くいきド音もきちんと行けました。

この今日はやる!と決めていたしその2つの音にこだわったので練習して今の自分の発声でコントロールできるよう想像しました。そのおかげで自己満足とはいえできたと思います。

そして話しはここから!

その後に歌ったリゴレットの4重唱。この重唱はテノール的にはかなりきつい。と思います。

でも自分は喉の強いテノール!これまで気合いで歌いきってきました。

そして今回、その前のロドルフォでコントロールできていたので、大丈夫と思い突入しましたが、曲の後半になるにつれて、どんどんきつくなってきました。それは昔の声の出し方のくせが抜けなかったんですね。

リゴレットは全曲も、重唱も何回もやったことありましたので、感じはわかっていましたが、最近の自分は喉の強いテノールが抜けてきたところ!そうなると昔はパワーで、できていた事が出来なくなっているなんてあります。他の曲で今のところの発声に対応できていても、すぐには他の曲には対応できないんだなとここにきて改めて思いました。

今までやってきた回数が多ければ、くせがある。練習で出来てもお客様の前では、戻ってしまう。これも経験ですね。

これからもきっと今までのくせが残っているものを歌うと思います。今は、これまで以上にコントロールできるように準備しなければですね^_^