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岡坂弘毅 オペラ歌手

オペラ歌手岡坂弘毅が気になった事

歌手って

歌手として活動させて頂いています。20歳で歌を始めてもう18年。


地方にいたので、都会より演奏会を聴きに行く機会は少なかったが、毎日の様に図書館にこもり、パヴァロッティにハマり、パヴァロッティがでているLDを片っ端から観ました。

キングオブハイC!
結局生で聞ける事はなかったが、当時の自分にはかなりの衝撃をうけ、若い学生のノリで発声とか関係なくマネしました。

勢いでイタリアに行き、フェニーチェや、クレモナ
ブッセートなどの劇場で、オペラやコンサートも聞きました。そこで思ったのは素直に、あんまり凄くないな。偉そうかもしれないですが、学生のころに聞いていた、整って凄いLDを聞きまくっていた影響と地方にいて、公演自体にあまり触れる機会がなかったのとかでそう思ったのだろうと、今考えます。

でも、幸運なことにカルロ、ベルゴンツィさんに教えて頂く機会があり、そこでは毎回、学生の頃の衝撃をははるかに上回る衝撃をうけました。生の響く声、本当に凄い。こんな風に声を出したいと思いたくさん考えながら、レッスンを受けました。

でもお会いするまではパヴァロッティにハマっていた自分でしたが、当然ベルゴンツィさんの事も知っていて、録音なども聞いていました。でも、録音ではパヴァロッティほどのハマってはいませんでした。

なんでしょう。やはり録音技術も進歩して、今や携帯でなんでも聞ける時代。僕がイタリアにいた頃でもそれなりの録音は聞けた。

でたくさんの事に憧れ想像したが結局間近で聞いた生の声が一番衝撃を受け、その素晴らしい体験があるから、上手になりたいと思い、歌を続けている。

今オペラでもなんでも、楽器でもそうでしょうが、
声というのは、歌い手の数だけ、種類があって、その歌手一人一人が憧れているものがあって、それを表現しようと本番やったり公演やったりしている。
それに関わった人がそのパフォーマンスに何かしら感動し、聞きに来てくれたりで広がる。

なので、自分とってはとても凄いと感じるものでも人の感じ方は様々、結局うまい、下手ではなく好きかそうではないか、なんだなーと、最近思う様になりました。経験値で自分がやりたい表現がまだ十分できなくても、頑張ってできなくても、取り組み方によりますが、その人の目指すものに向かって考えている。

今流行っているからこんな歌い方とかではなく
やはり自分もしっかり目指す声に近づける様にもっと考えてみよっと^_^