好み
久しぶりにオペラ公演を見に行きました。
キャストはほとんど知り合いで何度も聞いたことある人、久しぶりに聞く人ととても楽しみに向かいました。
会場は古めで客席数もそんなに多くないホール。
ピアノ伴奏で指揮者がいて、字幕があってサービス精神まんてんの舞台。
幕が上がり、歌がはじまる。
友達の立派な声、先輩の久しぶりに聞く声、後輩のフレッシュな声と楽しい。
自分がこの会場で歌ったらどんな風に聞こえるかな?
自分の声は聞いてる方に常に響いてる声ですよと言ってもらえる。でも今日の会場は作りが古くて絨毯ぽくて響かない。響きを求める歌い方の自分だとこのホールはあまり合わないかもね!
なんて思いながら聞きました。
声は大きい人、小さい人、様々!
響かせようとする人、鳴らす人と歌い方も様々で
それを聞きに来るお客様も様々なので、
全員にうける歌手なんていないんだよなー!
聞くホールや曲によっても合う、合わないあるし、
じゃあどうすればお客様に聞いて頂いて常に満足させてあげられるのかな?
答えはないですよね!ファンの方はいつもと同じように真面目に取り組んでいい声を出そうと本番に臨み歌うことができれば満足してくださるかもしれない。でも初めて聞いてくださる方はわからない。
どんなに凄い歌手だって全員に満点なわけではない。
売れてればいい!って言ってしまえばそれまでだけど、やはりそこは自分の目指す歌い方を貫きたいです。でも自分の100点はお客様の100点ではない。
好み!今日の公演を見てそれがいかに大きなものかを感じました。