岡坂弘毅 オペラ歌手

オペラ歌手岡坂弘毅が気になった事

息子の仕事に

息子の仕事に着いて行く日でした。

早退する為に小学校へ迎えに行きます。

 

僕が子供の頃と違い、

息子の小学校では何時に教室まで来てください

です。

 

前回迎えに行った時は学校には入れませんでした。

入学式で初めて小学校に入りその時はもちろん門は開いています。

そして早退のお迎えで同じ門に行くともちろん

閉まってる。

裏側の門も閉まってる。

 

あら?入れないじゃん。

 

と思ってたら学校を一周しました。

パーマの中年のおじさんが13時頃

小学校の周りを歩いていたら不審者ですよね。

保護者の首かけをしてますが、やっぱり怪しい。

 

わからないので、その一周回ってる時に見つけた

学校の事務員さんらしき人に外から聞いて

密かに開いているところから学校へ。

 

そして入学式の記憶をたどり

息子の下駄箱から教室へ。

 

それも不審者です。

 

パーマの40代のおじさんが1人

キョロキョロ教室を探して

校内を歩いてますから。

 

割とすぐに見つかり

教室が近づくと息子のお友達達に会いました。

お!お父さん何でいるのー?

わー!

 

僕も普通に友達なので

なんかホッとして挨拶。

 

息子!いるかな?

 

いるよー!

 

お父さん来たよー!

 

なんて呼んでくれて

担任の先生にご挨拶して無事に完了。

 

そしてそんな感じが2回目でしたが

やっぱりパーマの40代が校内ウロウロなんで

こちらはドキドキです。

 

お仕事は良く会う方達との撮影でしたので、

とても落ち着いてきちんと終わらせてくれる息子。

 

そして一般の人では絶対に入れない

スタジオに行き、大きく綺麗な

鏡前に座って雑誌を読む息子。

 

その後ろで丸椅子に座って待つ僕。

 

スタッフさんの気遣い、

お仕事早いし丁寧だし、

こんなに進んでるの?って毎回思わせてくれる

技術と機会。

そしてスタッフさんは年齢関係なく仲良しで

みんなオシャレ。

スタイルもみんな良くて

さらに楽しそうです。

今のところ怒号が飛び交ったり

トラブルで何も出来なくなったりは経験してません。そうなった時どう思うかな?

 

息子の仕事に着いて行くと

前向きでカッコいい人にたくさん会えるので

こちらも沢山の事を考えさせられます。

 

感謝

リタセリフ完成

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リタのセリフとりあえず完成。

 

R、皆様こんにちは。私の名前はリータ!

ようこそ!ホテル驛へ。ここのオススメは

もちろんビール(その時のオススメや驛の良いところを言う)。今日のお食事はいかがだったかしら?

このビールとお食事のお蔭もありホテルの経営は順調。またイベントもたくさんで大忙しだわ。

 


でも聞いて!これまでは本当に酷い人生だったの。

 


歌手をやっていた夫はクルーズ船の仕事で嵐にあい、船から落ちて亡くなった。

同じ頃、家も火事で失った。

未亡人で全てを失い絶望して歩きまわった

私だったけど、好きだった歌を歌って

この驛にご縁でオペラに出演。

最初は愛の妙薬のアディーナだったかしら?

(前回のルチアは大盛り上がり

メリーウィドーはたくさん歌って踊ったわなど)

 

リタのアリア後の台詞予定。

 

今回は驛が舞台という事でこんな感じでスタート。

でも稽古していくうちに変わると思います。

 

前回の山口公演の時は

実家の光市から

 

こんにちは。ようこそホテルルーチェへ!

ルーチェって光っていう意味よ!

 

から始めました。

 

オペレッタの台詞もそうですが

これまでの経験上、土地や時事ネタを入れると

その時の雰囲気がよくなりますね。

 

メリーウィドーの最初でも

カミーユヴァランシエンヌのセンスに

愛していますと書く。

そして

 

ヴァランシエンヌ

 

カミーユ!センスがいいわ!

 

うけます。そしてお客様の食いつきも良くなります。

 

馴染み深いもの、身近な事、わかりやすい事。

伝わりやすくと思ってます。

 

でも逆に僕はゲームとドラえもんが大好き。

ドラえもんは映画も全部見て、セリフや

展開も深く知ってるつもりです。

 

最近のドラえもん映画ではそんなドラえもんの事をよく知る人が見て、そんなよく知る人しかわからない小ネタをちょいちょい入れてます。

 

それが分かると

 

うわ!あれじゃん。やるなー!監督!

 

となり嬉しくなる効果もあります。

 

バランス難しいと思いますが、今回はわかりやすく行きます。

 

お客様にあまり謎を残さないように今回も書いたつもりです。これから稽古できっと皆様

たくさん良いものを出してくれるでしょう。

そうやって山口もキャストに投げたら

本番のアドリブが凄すぎてその場での会話みたいになりました。

それはそれでとても楽しかったし、ベースがあってからの稽古をして、本番出てきた物なので

全然事故にはならず全てがプラスのアドリブだったと思います。今回もそんな良い雰囲気の楽しい公演にします。

リタもスタート

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次回の横浜ビール公演は

リタ、ガラコンサート。

 

魔笛のセリフのベースが書き終わりました。

次はリタのセリフ。

 

リタのセリフは実家の公演の時に

一度書きましたのでそちらをベースに

驛バージョンにしようと思ってます。

 

山口でやった時は夏で海開き前、

ホテルの設定はバッチリ。

 

地元のお酒を使ったり

対決のシーンは水鉄砲でやったり

楽しかったしハマりました。

 

わかりやすく見やすく

嘘がないが一番伝わりやすい。

驛はあの場所で見られる

声の迫力と、近いから見れる歌手の表情

などがとても良いものだと思っています。

 

常連のお客様は終わったら何の演目でも

次回も楽しみにしてます。

と言ってご予約くださるし、

今回のルチアの時も申し込み頂いた後に

 

次はどんな話しですか?

 

なんて聞いてくださったりもします。

 

リタは有名というわけではありません。

みんな知ってるお話でもないです。

 

新国でオペラの凄いファンの人もそんなに見た事ないでしょう。大劇場でやらないし。

 

そんなオペラだからこそわかりやすく。

お客様が考える事は少なくしたいですね。

 

歌は難しいです。

 

早口、高音。

3役あります。

全員アリアがあり、

それぞれで2重唱があり

最後は3人で3重唱があって

1時間ちょっとです。

 

セリフ書こう。

 

全然話しは変わりますが

先日のボエームの稽古で

2幕終わりにお金全然持ってない。

高い!

 

と言うシーンで

冗談でスマホを出して電子マネーが足りないや!

 

みたいなやりとりしました。

 

現金でお金を払うシーンが今後は

不思議になっていくかもしれませんね。

 

オペラ電話も

電話繋がらないとか難しくて

キャッチもあるし、

まず外で公衆電話からとかも

最近ではあまり見られない光景。

 

公衆電話を知らない子供いるし、

黒電話のまわすタイプは使い方を知らないし。

 

オペラの中にはその時あっても

今は全然違うものになってたり

今はないものもあるし、

 

そのうち公演をする時に子供が見るために

ストーリーよりも道具を説明しなければ

成り立たなくなるかも。

 

そんな事も含めてセリフも考えよう。