岡坂弘毅 オペラ歌手

オペラ歌手岡坂弘毅が気になった事

今日は歌いました

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愛の妙薬、今日からアディーナ役の中畑さんが参加。中畑さんとはリゴレット、メリーゥイドーと共演させて頂いた事があります。

 

そして去年、中畑さんのアディーナ全曲も見たし、

一緒に愛妙を歌うのが楽しみでした。

 

今日は安東さんがお休みでしたが、

上野さんはベルコーレもドゥルカマーラもできるので、初参加の中畑さんと奥さんの確認で最初から音楽をやりました。

 

経験者が集まっているので、早い。

 

通常カットですね。

ここはこのパターンですね。

 

などそんな確認。

 

あとは個人の持ち味を出して、

合わせる。

 

みんなそこを遠慮しないので、

楽しい稽古になりました。

 

前回の稽古で僕は不調で歌えなかったので

今日はのびのびと。

 

愛妙の重唱はコンサートなどで

たくさん歌った事があります。

ソプラノ、バリトンとの2重唱となれば

楽しくてやりやすい愛の妙薬になる事が僕のレパートリーでは多いです。

 

有名なテノールのアリアも試験やコンサートなどで

時々やります。

 

何が言いたいかと言うと、

バラバラに重唱は良くやりますが

一本通して最初からやると、ネモリーノという役は

出っ放し。コンサートでその重唱だけなら、

良い感じでもずっと歌って行くと、途中できつくなるところもあるし、でも気持ちの変化で歌いやすくなるところもある。

 

アリアに関しては、コンサートでは全然手応えがなくて単発で歌うのはあまり好きではありませんが、

オペラの中でたくさん歌ってほぼ最後にあのアリアを歌うので気持ちが入り、名曲になります。

 

声も出やすくなっているし、気持ちも乗る。

そして、そのあとアディーナとうまく行くシーンでは気持ちが一番盛り上がります。

 

最近、声がなんか出る気がします。

そして、何度もやった愛の妙薬

何度もやっているメンバーで楽しめるのを嬉しく

思います、ら

 

思いっきり楽しもうと思います。

 

 

 

地震がありましたね。

地震がありましたね。

 

その時間には息子の幼稚園の準備中。

普通にテレビがついていて普段の速報とはちょっと違った感じで8時からのテレビは全部地震になりました。

 

阪神大震災と東日本の時と大きくは2回その時を生きています。関わったという意味で。

 

阪神大震災の時は高校生。

山口県民で丁度修学旅行でした。

震災の前日に長野にスキー研修。

普通に新幹線で神戸を通過し長野へ。

 

友達は長野のローカル番組を見ると

意気込んでいて、朝起きたら地震が起きていました。

 

うわっ!となり、4泊のスキー研修中のテレビは

ずっと震災。いとこが神戸でしたので、気になって見ていました。そして、長野にいる自分。

 

来る時に乗ってきた新幹線は壊滅状態。

どうやって帰るのだろうと心配していたら、

バスで富山、福井などまわり、岡山にでて帰るルートでした。

 

初めて通る地域。休憩で若狭和田駅に降りたのは

しっかり覚えています。

そして、高校に帰り着いた時は25時間かかっていました。

 

東日本の時は神奈川県民。

8階で奥さんは本番があるので、準備中。

そしてそろそろ出ようかという頃大揺れ。

もう終わったかと思うくらい揺れました。

本番だしとりあえず出なさい。危ないし、揺れるし

外へ。僕も出れる準備をして、外へ出て奥さんに連絡しました。

 

当然、奥さんは最寄り駅で足止め。でも本番だし、どうしよう?という状態。僕も心配で駅まで行き、本番はやらない事が決定して二人で家に帰りました。でも停電だし、8階まで階段で登りました。

 

でも次の次の日の本番には僕は行きました。

その本番の次の日から計画停電がはじまり、余震もあり、そこからはずっと家にいました。

 

と、未だに忘れられない記憶です。

地震が起こるとその事を思い出します。

自然の事なのでどうにもなりませんが

慌てず無理をしないように考えなければと思います。

発散

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今年のこの時期はチェネレントラ

合計4回も歌わせて頂きます。

2010年に一度歌いそれからはアリアと2重唱を時々やるくらいでした。

 

でもとても大好きなオペラで沢山の映像を見ましたし、藤原、新国、シラクーザさんが来た東京文化の本番など見に行きました。

 

2010年にやった時は若さに任せてで、あまりコントロールできなかったと言うか、ラミーロ役が

あまり発散できないと感じたり。

 

そんな印象でした。

 

そのまま、今回の稽古に突入。

セビリアエルミオーネ、アルミーダ、オテロ絹のはしごオリー伯爵他、全曲、重唱、アリアとロッシーニはやってきました。そして今年は湖上もやり、結構手応えがありました。

 

良し。たくさんやったし、一度やってるし、

今はもっと上手に歌えたり、楽に歌えるかも!

 

と思っていましたが、やっぱり発散出来ない。

という感想です。

 

セビリアの方が歌いやすいし、

あれだけ難しくて、僕にしては本気で練習して、頑張った湖上の方が手応えがあります。

 

チェネレントラも練習してますが、まだ何かを掴みきれてないです。

その何かが早くわからないかな。

 

今の方が声は出るし、前より歌っててわかることはも多いですが、その発散出来ないという感想が

ずっと離れないです。

 

今日の稽古でも一番歌いにくい音程で、

早口を歌う場所がありますが、最初は息が持つので何とか届きますが

何度もやっているうちに息が疲れてきてもたなくなると早口も回らない。

 

早口が全然入らないところがある。

 

苦手なところは大分分かってきたのでそこから頑張ります。

 

その発散出来ないという感想が変わりますよーに。